2016-11-16

ぼんやりと

そろそろまた何か作りたいんですが、どうしたものか。
制作途中のものを再開してもいいけど、もうちょっと軽いものを作りたい気もします。
推理ゲームも作りたかったんですが、やっぱりなかなか新しい事件がまとまらない。なので、ちょっと最近考えてるのが、ある程度単純な戦国SLGです。
主人公は小田氏治。何度居城を落とされても家臣が取り返してくれる上、領地を奪われてるのに、領民がわざわざ氏治の下に年貢を納めに来るという、摩訶不思議大名。最近では常陸の不死鳥と呼ばれて親しまれています。
この個性をウジハルポイントとして表現し、歴史に逆らって効率的なプレイをするとウジハルらしさが損なわれると言うことでポイントが減少するような感じで。
ただ、純粋な戦略SLGとしては拘束が強いし、かといってノベル的にシナリオ重視でも作戦を考える要素が弱くなります。
どうやってバランスを取るかが悩みどころです。うまいアイデアはないものか。

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2016-11-26

むずい

小田氏治のゲームを考えては見るものの、まとめようとするとどうしても引っかかる部分が出てきます。
氏治は後に人質を差し出して佐竹に臣従するのですが、臣従しているはずなのに佐竹の家臣と戦争をするという、なかなか不思議な振る舞いを見せています。こう言うのって、ゲーム的にはどうやって表現したらいいんだろう。
また、一時的に城をすべて喪失したこともあったような気がしますが、北条の支援を受けて再起を図ったら、忠実な家臣が城ごと寝返るとか、そういうこともありました。
降伏してもゲームオーバーにならないとか、勢力が全滅してもゲームオーバーにならないというのは、ゲームのシステム的には結構扱いが難しいところです。コーエーの三國志や太閤立志伝のような家臣プレイもできるようにしておけばいいんでしょうが、そんな柔軟なシステムを作るのはマジ大変。

最近ちょこちょこ戦国武将を調べてるんですが、毛利元就なんかも面白い動きしてるんですよね。
尼子と大内という大勢力に挟まれていた毛利家は、一時尼子に臣従していました。あるときなどは元就の夜襲で大内軍が大損害を受けているんですが、その後大内に鞍替えしてます。尼子が毛利のお家騒動に介入したことで反目したことと、大内の将軍が元就の能力を高く評価して、味方につけたいと調略した結果のようです。
この、「大勢力に挟まれていて、どっちかにはつかないと踏みつぶされてしまうんだけど、どっちにつくか、より有利な方を探しながらのらりくらりと勢力を拡張する」というのがゲーム的に表現できたら、きっと面白いだろうなと思っています。プレイヤーが大勢力の方でも、小勢力の方でもいいんですが。
前々から、外交主体のゲームを作ってみたいと思っているので、その線上で考えては見るものの、やっぱりこれもまとまらない。
戦略SLGでの外交は、どうしても機械的です。かなり複雑な作りになっている幕末志士伝なんかでも、とりあえず要人全員論破してしまえばそれまで。外交の楽しさはお互いの主義主張のすりあわせと妥協であって、完全に味方につけてしまえるシステムは機械的です。
The Marshalで使ったような性格設定を詳細に用意すれば複雑な人間関係を作れますので、さらに利害関係を用意すれば外交っぽいゲームが作れそうではあるんですが、とっかかりがない。できそうではあるものの、具体的にどんなパラメーターをどんな風に操作すればいいのかが思いつきません。

うーん。
やっぱり、ゲームを作るのは大変です。

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